食べ物や食事を考えながらの健康ダイエットにおすすめな方法

2018年06月06日

マイクロバイオームと腸内

食べ物や食事、食生活を含めたり、運動を入れながらのいわゆる健康的なダイエットにおすすめな方法があります。

例えば一時的に流行した偏り栄養素や食べ物のバナナダイエットなどとは異なり、総合的に生活習慣の中に取り入れる食べ物や食べ方、運動も含めた結果を出す人におすすめのダイエット方法です。

 

ダイエット方法に健康的かどうか:

一言にダイエットと言っても、中には身体を壊したり、傷めたりする方法もあります。

数日短期間だけで何とかしたいということでも、例えばバナナだけなどのダイエットには心配な点が残りますが、それがダイエットをおこなう期間が長くなるにつれて、リバウンドや身体への影響も出ることが一般的です。

良いと思って行う人が多く、後になってダイエットを行った個人や社会的な失敗に終わっただけではなく、国にとって大きな損失を招いたダイエット方法が存在しています。

 

それは、低脂肪ダイエット方法でも知られるロー・ファット・ダイエットです。

脂肪はカロリーが高く、ダイエットに大敵というイメージが広がり、しばらくの間、アメリカをはじめとする国において低脂肪ダイエットがブームを巻き起こしたことは記憶に新しいのではないでしょうか?

心配なのはそのような間違って流行にもなったダイエット方法が、現在も日本で良いとの思い込みからも継続されていることです。

ダイエット大国ともいえるアメリカで低脂肪ダイエットともいえるロー・ファット・ダイエットが続いた結果、残念ながらアルツハイマー型認知症などになるリスクが上がってしまい、実際に影響を受けた人が多く存在することが報告されています。

低脂肪ダイエットを取り入れた食べ物や食事、食生活を続けた結果の産物は、脂肪に代えて増やした栄養素が炭水化物類に流れたからともいわれます。

その結果、180度異なる高脂肪食を取り入れたダイエット方法や、ケトン体ダイエットが現在は流行っているともいえます。

 

高カロリーは悪者?

ここで考えておきたいのは、低脂肪であるロー・ファット・ダイエット方法の原点がカロリー計算を取り入れたことにあります。
脂肪はカロリーが高いことや、食べ物や食事の中に脂肪を取り入れることは体内の脂肪に付くという考えがその根底にはあったのではないでしょうか。

今でも日本の多くの人が高カロリーは悪者扱いされる場合が少なくありません。

カラダに良いとも言われる魚の油で代表されるDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸もその観点では悪者になってしまいます。

他の植物性の脂肪酸で知られるオリーブオイルや亜麻仁油、エゴマ油、ココナッツオイル、ヘンプオイルなども脂質であることも高カロリーですので、悪者扱いされてもおかしくはありません。

 

健康的なダイエット方法のヒントに:

テレビを見ていても、あるいは一般的なイメージでもそうかもしれませんが、運動を終えたすぐ後にプロテインパウダーを入れたジュースを飲むことは一般的です。
運動で酷使した身体にすぐにプロテインパウダーを入れることで、回復したり、よみがえるようなイメージは確かにありそうです。

健康的なダイエットに詳しく、多くのアスリートや選手を顧客に持つデビッド・バーグ博士がいうには、プロテインパウダーが体内に入ってすぐに働くことは考えにくく、その逆にすぐに体内にはいることによるデメリットの方が大きいといいます。

例えプロテインパウダーという液体であったとしても、胃に入ってから抜けるまでに何時間かかかることを考えた場合、運動直後のプロテインパウダーが正しく摂取する時間帯としておすすめできるかは疑問ということのようです。

まずは、運動をして代謝が上がり、脂肪を燃焼させているところに、食べ物や味が付いた飲み物などが入った場合には、その時点で脂肪の燃焼を停止させるという理論です。

また、血糖値やインスリンの理論においても、食べ物や飲み物で発生することを考えた場合には、運動直後ではなく、食事の中で摂取するべきことをおすすめされています。

 

85対15のバランス?:

85対15のバランスを聞いたことがありますでしょうか?

ダイエット方法を試す場合には知っておきたい法則ですが、健康的なダイエットを行う場合には食べ物や食事の割合が85%を占めるのに対して、運動でダイエットの結果につながるのは多くてもせいぜい15%ということです。

その理論では、いくら長時間の運動をして汗をかいてカロリーを消費して、代謝を上げたとしても、ダイエットが成功するかどうかは15%程度にとどまるということです。

健康的なダイエットになるかどうかにおいては、残りの85%を占めている食べ物や食事、食生活にかかっているということです。

 

おすすめのダイエットのヒント:

健康的なダイエット方法の中にヒントを取り入れるとすれば、上記を踏まえた上で、運動をしてからしばらくは代謝が上がり、脂肪を燃焼している大切な時間ともいえることからも、バーク博士は何も食べないようにすることをおすすめしています。

できれば1時間30分程度は何も食べないことがおすすめとのことです。

運動をして脂肪燃焼や血糖値のことも考えるのであれば、食後1時間ほどしてからの方が、直前よりは良いという考えもあります。

また、寝る3時間前までに食べ物や食事を食べ終え終えることで、寝ている間に身体は傷をいやしたり、筋肉の修復にチカラを注ぐことができるといいます。

そのことからも、健康的なダイエット方法の1つに十分な睡眠時間の確保は優先順位が高いとしておすすめされています。

わかっているようで理解できていないのが、ストレスについてといえます。

ストレスが大きい場合にはストレスホルモンのコルチゾールが出ることで、たんぱく質から炭水化物に変わりやすい身体の状態をつくると報告しています。

コルチゾールの出方がおかしくなることで私たちの身体は飢餓状態に入り、脂肪を蓄えようという身体の動きが加速されることからも、いくら運動をしても脂肪は燃焼されずに終わってしまうということです。

また食事の時やそれ以外の時間帯でも冷たい食べ物や飲み物を体内に入れることは体温を落として、代謝や脂肪の燃焼を遅くすることからもおすすめはできないとのことでした。

 

上記は健康的なダイエット方法におすすめされることの例ですが、必ずしもずっと正しい情報であり続けるかどうかは別の問題といえます。

時代が変わることで、正しいといわれてきた情報が実は間違っていたということは少なくありません。

情報に流され過ぎずに、自らの判断基準を設定しておくことはおすすめといえるのではないでしょうか。

 

 

参考にした情報:
ザ・バーグ・ショウ ケトン体におけるQ&A
エリック・バーグ医学博士
2018年6月6日アクセス

 

情報ページ:DHAとは?

EPAとは?

オメガ3脂肪酸とは?

プロテインたんぱく質とは?

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