ループス又は全身性エリテマトーデスで知られる狼瘡の原因例

2018年04月09日

健康
ループス又は全身性エリテマトーデスで知られる狼瘡(ろうそう)は自己免疫疾患や膠原病などに分類されるために共通した症状も多いようです。

ループスの原因や症状などを知識として知っておくことは予防や改善にとってのおすすめといえるのではないでしょうか。

ループスや全身性エリテマトーデス、狼瘡(ろうそう)についての説明は前回に「自己免疫疾患や膠原病に分類されるループス狼瘡の共通症状や初期症状」の中で記載されていますが、ラテン語で「狼」がその語源となっているようで、狼に噛まれたような跡のように炎症で知られる湿疹が顔をはじめとする部分、又は全身にあることです。

特に顔については、鼻や頬っぺたのあたりが赤色を帯びた蝶(ちょう)のような形になっていることも特徴の1つとして挙げられており、またそのような見かけや症状になっていることも珍しくないことでも知られています。
その場合には他の自己免疫疾患や膠原病とは少し異なる症状のために、ループスを見分けるという意味では差別化がしやすい点といえるかもしれませんが、ループスに挙げられる他の症状には自己免疫疾患や膠原病と似た点も多く見わけにくいと言えます。

前回同様にループスの患者が多く、似通った症状を持つことでも知られる自己免疫疾患、甲状腺機能障害、副腎疲労をはじめとする数多くの症状を診てきていることでも知られるエミー・マイヤーズ医学博士曰く、ループス又は全身性エリテマトーデスで知られる狼瘡の原因の例も似ていると報告しています。

ループスの症状によく観られる原因の例:
ループス又は狼瘡の症状として確認されるまでには、下記のような症状や原因が確認されることが多いということでした。
・ストレス過多:
ストレスは悪いことばかりでもなく、誰かと旅行をしたり、遊んだり、会ったりした場合においてもカラダやココロはストレスを感じるといえるのではないでしょうか?
ただし、身体や精神的に疲れている状態が続いたり、不安や恐怖、トラウマのような状態が長らく続く場合には、カラダにとってはストレス過多の状態になっていることも考えられそうです。
またストレスの中には急に発生する急性の場合と、慢性的にストレスになっている慢性ストレスにも分けられますが、自分自身でしかわからないことも多かったり、ストレスとしてわかっていないことも考えられるために自らと真摯に向き合う時間が必要だったり、自分なりにストレスからの解放や解消方法を知っておくこともおすすめされることが少なくありません。

・睡眠不足:
ループスに限らず、睡眠不足は多くの症状や病気ともつながりが考えられ、それらの原因として挙げられることも一般的といえます。
多くの専門家が、健康な場合に予防を考えても、毎日の睡眠時間を8時間前後確保することをおすすめしています。
自己免疫疾患やループスなどの症状が出ている場合には更に1~2時間程度睡眠時間を増やすことがおすすめともいわれます。

・腸管漏れを意味するLGS(リーキーガット症候群):
本来きっちりと引き締まっている状態の腸管が、腸内に何らかのダメージが生じることで、腸の網目が緩んでしまうことで腸内から細かな物質が腸管を通って血液中に流れ出してしまう状態の腸管漏れもループスの症状を引き起こす原因の1つとして考えられているようです。
腸管漏れを意味するリーキーガットも今までに何度か取り上げていますので、詳しくは参照していただくと良いかと思いますが、リーキーガットの原因として良くあげられるものとして子麦類に含まれるたんぱく質のグルテン、乳製品や添加物などをはじめとするアレルゲンの摂取、化学物質の使用過多、抗生物質をはじめとする薬の過剰摂取、ストレス過多などが共通点として良く挙げられています。

・感染:
感染の原因や症状として出る場合に一般的に知られるものとして、ウィルス感染、バクテリアをはじめとする菌類、有毒物などが挙げられ、ループス・全身性エリテマトーデス・狼瘡の原因になっていることも考えられるということです。
感染についても自己免疫疾患や膠原病、副腎疲労などとも共通した原因になっています。

・有毒物質:
有毒物質といってもカビ毒などでも知られるマイコトキシンや鉛をはじめとする重金属もループスをはじめとする自己免疫疾患の症状の原因や引き金などになっていることで知られています。
有害物質は他にも家庭内で使用する掃除用品、洗濯などの洗剤をはじめとする家庭用品、スキンケアやヘアケアなどのパーソナルケア、食べ物や飲み物に健康のために摂取するはずのサプリメント等にも含まれている可能性も考えられるために留意することがおすすめといえます。

ループスや他の自己免疫疾患の症状についても言えるようですが、まずは食べ物や飲み物、生活用品で予防や改善のために原因となっていないかを確かめたり、見直したりすることが一番のおすすめです。

 

情報源:
エミーマイヤーズ医学博士公式ホームページ内
2018年3月18日
5 steps to reverse lupus

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