がん予防専門家が実践食べ物等12のおすすめ方法

2017年08月28日

健康

がんの予防についての専門家が自ら実践しておすすめしているがん予防の方法。

食べ物と食事で60%以上のがんが予防できるとも報告されるだけあって食べ物についてが中心になっているようです。

 

増えているがん人口:

1900年のはじめ頃には、がんになる人の割合は20人に1人でした。

1940年代になるとその割合は16人に1人となり、70年代に10人に1人、そして現在は3人に1人ががんにかかる時代となっています。

世界的に知られている専門家でもあるジョセフ・マルコーラ医学博士によると、がんになる人の数が増えて技術が発展し、先端医療といわれる現代になっても、がんについての治癒率は何も変わっていないのが現実であり、がんは予防することが一番大切でおすすめであることを伝えています。

その上で、水からが実践している予防におすすめの12の方法を公開しています。

 

がんの予防におすすめの12の実践ヒント:

食べ物や食事の準備:

食べ物や食事を準備する時に自然界に近い状態で食べることをおすすめしています。

一番最初におすすめしているのは調理方法で、揚げ物よりも食べ物がそのままの形や状態でいただける生の状態や、蒸して食べるほうがおすすめとしています。

また食事の際にはブロッコリーやにんじんをはじめとするがん予防の働きを持つような野菜や果物などの食べ物、ハーブやスパイス、サプリメントなどを食事に追加することをおすすめとしていますが、日本で手に入りやすい予防の食べ物としてはごぼうや大根、しょうが、にんにく、キノコ類、ネギ類などもおすすめといえます。

 

加工食品や炭水化物と砂糖類:

日頃の食事から加工食品を減らすことは予防に大きく貢献すると述べています。

特に小麦を使用してつくられる食べ物と糖類を一緒にした食事は制限することをおすすめしています。

現代版の小麦でつくられる食べ物については、食べた直後からインスリンの値が大きく上昇することに加えて、もしがんを患っている場合にはがん細胞の増殖につながらることからも一定期間以上は小麦と糖類の食べ物を避ける必要があると報告されています。

がんの予防としての糖類は1日の食べ物や食事の中で、果物も含めて糖類を25g以下程度に抑えることが好ましいとのことです。

 

たんぱく質と脂肪:

たんぱく質については体重1キロあたりについて1g程度もあれば十分との認識が示されています。

例えば60キロの体重の人であれば、1日に60gのたんぱく質が食べ物や食事に含まれていれば十分という計算となります。

肉食が好きな人の場合には、食べる量を調整しながら、その分をより良質な肉類を求めたり、良質な脂質にすることがおすすめです。

彼のいうところの良質な脂質とは、管理された卵、高品質な肉類、アボカドやココナッツオイルを挙げていますが、食べ物や食事が異なる日本では少し意味合いが違ってくるのかもしれません。

 

動物性のオメガ3脂肪酸:

脂質は日本でも他の先進国でも動物の油以外にも加工された植物油がスーパーで大きなプラスチック製の容器に入ってセールなどの対象になっていますが、それらの油にはオメガ3脂肪酸が含まれておらず健康的な脂質とは対極な意味を持っていることからも、もっとオメガ3脂肪酸を含む脂質に変更することをおすすめしています。

動物性のオメガ3脂肪酸の必要性を説かれており、天然の青魚にはオメガ3脂肪酸が豊富に含まれている上に、一般的には庶民的な価格のために経済的にもおすすめの食べ物であるといえます。

植物性のオメガ3脂肪酸では、亜麻仁油やエゴマ油が知られるところです。

 

遺伝子組換え食品:

遺伝子組換え食品には農薬や除草剤を多く含んでいることに加えて、フランスの研究チームによる報告では、それらはヒトの細胞を傷つけるという報告をまとめているようです。

食事では、地場や季節の食材を利用した食べ物で、新鮮な食べ物を選択することをおすすめしています。

可能な場合には無農薬や有機食品を選ぶようにすることをおすすめしています。

 

自然界のプロバイオティクス:

腸内環境を最適に保つことは炎症を減らすと共に免疫力を維持することにつながると述べた上で、プロバイオティクスのよう腸内環境を整えて善玉菌を有利にしてくれるような食べ物や食事をすることで炎症を抑えることができることからも予防に効果的でおすすめとしています。

日本には特に発酵食品の食べ物が豊富で、それらの食べ物にはプロバイオティクスを豊富に含んでいます。

がん予防には炎症を抑えることと関係するために発酵食品を食事に取り入れることが予防にもつながるだけではなく、実際にがん治療を行なっていても発酵食品に含まれるプロバイオティクスは炎症を抑える意味が大きいことからもおすすめしてます。

ただし、その場合には塩分に留意する必要があるといえます。

 

ビタミンD:

日本ではあまり知られていませんが、欧米ではビタミンDの価値が見直されています。

科学的にもビタミンDはがんのリスクを50%以上減らすことで証明されていることを挙げ、日光浴の大切さも説いています。

ビタミンDを含む食べ物としては少ないものの魚のタラなど一定の自然界の魚に含まれていることで知られます。

 

身体を動かす:

身体を動かすことはインスリンの値を下がることにもつながり、がん細胞の成長や広がりにつながりにくい環境に近づくといえるようです。

身体を動かすことと免疫力との関連性をつなげる報告も少なくないこともがん予防におすすめされる点かと思います。

 

睡眠の確保:

睡眠の価値はまだまだ日本では低く観られがちのように思います。

欧米では睡眠を確保することの優先度は非常に高まっており、見直されています。

十分な睡眠を確保することはメラトニンをはじめとするホルモンバランスにもつながり、肥満にもなりにくく、感情も安定しやすく、がん予防だけにとどまらず、あらゆる病気の予防ににも睡眠はつながるといえます。

 

有毒物を避ける:

有毒物の環境を避けることはがんの予防にもつながりそうです。

有毒物というと遠い存在のように思いがちですが、農薬や除草剤、ペンキ、家で使用する洗剤や除菌に殺菌剤なども有毒物に分類されています。

 

電磁波を避ける:

身を守るためには電磁波を最低限にとどめておくこともおすすめされています。

インターネットができる環境が整っていることは良い意味でもありますが、スマートフォンや電子端末、Wi-Fiの環境による電磁波の影響も心に留めておくことがおすすめされています。

また健康維持と予防のためにもレントゲンやXレイ、CTスキャン、マンモグラフィーを含めて最小限にするようにおすすめしています。

 

ストレス管理:

誰にでもストレスは存在していますが、過度なストレスや期間が長いストレスは免疫力に影響し、がん予防には良い影響とはいえません。

ある調査では85%の病気は感情要因が大きく影響しているとし、ストレス管理の大切さを物語っています。

ストレスを感じる時に自分なりの解消方法を持っていることもおすすめといえます。

 

 

参考にした情報:

ジョセフ・メルコーラ医学博士のホームページ

Mercola.com(原文英語)

Cancer: Forbidden Cures Natural Cancer Treatment

2013年8月3日

 

オメガ3脂肪酸とは

ビタミンDとは

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