フラクトオリゴ糖のおすすめとプレバイオティクス

2015年07月24日
フラクトオリゴ糖と腸内細菌

オリゴ糖とプレバイオティクスの腸内環境

 

私たちの腸内環境:

健康を維持するかどうかを大きく左右する免疫力は、腸内環境が7割を占めるといわれます。
腸内の環境はよく耳にする善玉菌、悪玉菌、日和見菌で構成されていますが、その数は500~1,000兆個とも言われます。
善玉菌は腸内細菌の中でもビフィズス菌と乳酸菌があり、ビフィズス菌で99.9%も占められていることが報告されていますので、腸内環境を健康に保つために何が大切かがわかります。

 

オリゴ糖の働きの場:

ビフィズス菌のようなプロバイオティクスを元気にする栄養源として、フラクトオリゴ糖のようなプレバイオティクスと呼ばれる成分の存在が欠かせません。
いってみればフラクトオリゴ糖のようなプレバイオティクスがプロバイオティクスのエサとなることでビフィズス菌は活躍する土壌が整うといえます。

プレバイオティクスとプロバイオティクスの両方がそろうことでシンバイオティクスという言葉が付けられ、まだ日本では知られていませんが、近いうちにシンバイオティクスという言葉も広まってくるのではないでしょうか。

 

フラクトオリゴ糖について:

オリゴ糖はブドウ糖や果糖などの単糖類が結合した成分の総称のことで、語源はギリシャ語の「少ない」という言葉からきているのだそうで、少糖類とも呼ばれますが、一般的な砂糖と比べて甘さも控えめであることに加えて、カロリーも砂糖の1/2程度であることが関係しているといわれます。

 

フラクトオリゴ糖がおすすめされる理由:

オリゴ糖は上記でも説明されるようにビフィズス菌の元気の栄養源となっていますが、おすすめされるのは他にも意味があるようです。
一般的な砂糖に比べてカロリーも甘さも控えめであることは喜ばしいことですが、それ以上に、オリゴ糖は体内で代謝をしないことからも難消化性と考えられています。
難消化性であることで、体内ですぐに吸収されないために摂取した後の血糖値をすぐに上げないという利点も生まれてきます。

一般的な炭水化物のように食べてすぐに血糖値を上げることはインスリンをその分多く出す必要があり、疲れやすくなったり、2時間もすればまた急にお腹が空いてしまったり、それが続くことで糖尿病が発症されやすくなるといわれています。

そのために血糖値を急上昇させないのが、炭水化物の前に食べるサラダなどの野菜をはじめとするGI値の低い食べ物ということになります。
白米よりも玄米という理由はいくつも存在しますが、そのうちの1つは血糖値の上昇の仕方にあることがわかっています。
例が長くなってしまいましたが、オリゴ糖も食べてから血糖値をすぐに上げないことからも身体に優しく健康的な栄養素であることがわかります。

 

食べ物で含まれるオリゴ糖:

オリゴ糖は健康のためにも日頃の食べ物で摂取することを心掛けたいものです。
多く含まれる食べ物の例としては、バナナ、ニンニク、アスパラガス、ゴボウ、タマネギなどがあります。

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