ゲルマニウムと慢性疲労

2015年03月03日

有機ゲルマニウム

 

疲労が重なることも原因となって、知らないうちに発症する慢性疲労症候群、又は慢性エプスタイン・バーウィルス症候群(CEBVS)ともいわれるようです。

 

アメリカではちょうど人口が増え、何百万人もの人に衰弱性の症状が出始めた1980年代に慢性疲労についても解決策の模索がはじまりました。

 

1987年2月に行われたアメリカの分子矯正医学会の会合で日本でも知られる世界的に有名なジェフリー・アンダーソン医学博士が発表した臨床成果の内容に注目が集まった模様が専門誌である分子矯正医学ジャーナルに掲載されています。

 

それは今までアメリカではあまり脚光を浴びていなかった2−カルボキシエルゲルマニウム三二酸化物(Ge-132)、別名有機ゲルマニウム化合物を用いた臨床で、慢性疲労症候群におおむね良好な成果が報告されたことによるものです。

 

 

アンダーソン博士の臨床報告:

同博士がおこなった有機ゲルマニウムをもちいた臨床では彼が呼びかけた慢性疲労症候群についての臨床試験に参加した人々の約半数において好ましい反応が出たことと、更に20%の慢性疲労と診断されていた患者さんにおいては劇的な改善を示し続けたことからも、積極的な治療の一部として採用することを発表したものでした。

 

分子矯正医学ジャーナルには他の医学博士の体験や臨床報告も掲載されていますので、下記にご紹介いたします。

 

 

医師自身の臨床体験:

カリフォルニア州のビバリーヒルズ出身の心理療法博士であるアーノルド・ホロヴィッツ医学博士は慢性疲労症候群を引き起こした末に1年半もの間、身体障害を患い、その際に有機ゲルマニウム化合物で劇的な反応が現れたと報告されています。

 

同博士の体験が臨床となり、その経験がきっかけで彼が行う疲労や不快感、うつ病などの治療においても有機ゲルマニウムを導入することにしたのだそうです。

 

 

カナダからの報告:

別の例が分子矯正医学ジャーナルに掲載されています。

 

カナダのバンクーバーで治療を行うロン・グリーンバーグ医学博士の治験では、彼のもとを訪れる慢性疲労症候群と診断された人びとの約25%において、一日あたり300mg程度の有機ゲルマニウムで実質的な改善を示したことが報じられています。

 

 

ニューヨークでの治験:

慢性疲労症候群において有機ゲルマニウムが誰にでも良い結果が伴うものではない報告も掲載されています。

 

ニューヨークで治療を行うジョージ・マスレン医学博士は、彼の大多数の慢性疲労症候群の患者さんにおいて、著しく改善を示したことを報告していますが、同時に5人に1人程度は反応を示さなかったことや、人によっては一日に有機ゲルマニウムを1g必要とすることもあると書かれており、それは慢性疲労症候群と診断されたとしてもさまざまで、単なる疲労だけなのか、うつ病を併発しているか、継続的なインフルエンザのような重い症状なのかということも影響していることが考えられています。

 

また有機ゲルマニウムにあまり反応しない人の参考例も併記されており、詳細は次回に紹介するとして、総論としては有機ゲルマニウムがインターフェロンを刺激することで慢性疲労症候群を抑制することからも、より少量のインターフェロンや他のリンカインを生成している可能性について触れられています。

 

 

参照:

Journal of Orthoromolecular Medicine Vol.3 No.1 p29-31

 

 

有機ゲルマニウム成分の説明

*上記文面とは関係ありません。

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